なんとなくお腹に良いだろう思い、スーパーやコンビニで乳酸菌飲料を購入して飲んだけれど、あまり効果が感じられなかった経験はありませんか?それは、あなたの腸と乳酸菌の相性が合わなかったからかもしれません。

また、乳酸菌飲料を選ぶ際にはパッケージにも注目してください。できれば「乳酸菌が生きて腸まで届く」とパッケージに書いてるものがオススメです。

しかし、乳酸菌飲料を飲んでも乳酸菌が生きて大腸まで届かないこともあるようです。それは一体、どういうことなのでしょうか?

生きた乳酸菌について

乳酸菌はなんとなく健康にも良い感じがするし、気軽に購入できることもあり、乳酸菌飲料を飲んでいるという方は多いです。そもそも、乳酸菌には実に沢山の種類があるのをご存知でしょうか?

よくテレビCMや雑誌で「生きたまま腸に届く!」というのを目にすることも多々あるでしょう。では、「生きたまま?」とは、そもそもどういうことなのか疑問に感じている方は意外に少ないのではないでしょうか?

乳酸菌は目に見えないほど小さな生き物で、土の中や海、植物、動物の消化管や皮膚など私たちの身近なところに数多く存在しています。自然な状態の乳酸菌は熱や酸に弱い為、一般的な乳酸菌は胃酸などに弱いです。つまり、腸に届くまでには死んでしまう確率のほうが高いというわけです。

そこで研究を重ねて、現在は約370種類もの乳酸菌が発見されています。その中には、生きたまま腸に届くという酸に強い乳酸菌も含まれています。つまり、体内でいろいろな試練を乗り越えて腸まで届くのはごく一部の乳酸菌なのです。

乳酸菌が生きて腸まで届くことで、糖分を分解して乳酸を発生させて悪玉菌(便の悪臭や病気の原因になる菌)を減らす効果があります。

悪玉菌を減らして腸内環境を整えることで、便秘解消や肌荒れの改善、インフルエンザなどのウイルス感染症の予防、花粉症やアトピー性皮膚炎の症状を抑える作用などがあると言われています。

胃で死んだ乳酸菌も効果あり

人が乳酸菌を摂取するときに、どうしても胃酸という酸で死んでしまう乳酸菌がでてきます。しかし、死んでしまった乳酸菌も、腸内で大きな効果を発揮してくれるのです。

死んでしまった乳酸菌は腸内で、善玉菌(乳酸菌やビフィズス菌などの人の体にとって良い働きをしている菌のこと)のエサになります。そして、善玉菌を増やしたり、悪玉菌によって発生した有害物質にくっついて中和する働きがあります。

また腸内で免疫細胞を活性化させて、ウイルス感染やがん細胞の発生を抑制するといった予防効果もあることがわかっています。ですから、途中で死んでしまった乳酸菌も無駄ではないのです。

乳酸菌には相性がある

生きたまま乳酸菌が腸まで到達していても、あまり効果がでないことがあります。乳酸菌飲料を飲んでも、何も効果を実感できない時ですね。実は体外から摂取した乳酸菌、ビフィズス菌は、腸内環境に合わないと思うとそのまま外へ排出されてしまうのです。

「乳酸菌が生きて腸まで届く」とパッケージに記載されている乳酸菌飲料を飲んでいるのにも関わらず、何の効果も感じないと思ったら、乳酸菌飲料を飲むのを止めてしまうのではなく、他の乳酸菌飲料や製品を試すと良いです。

まとめ

乳酸菌は大腸まで届かずに胃酸で死んでしまうこともありますが、最近は研究が進み多くの乳酸菌が発見されていて、酸に強く、大腸まで届いて効果を発揮してくれる乳酸菌も増えています。

また、生きて大腸まで届いたとしても、その人の腸内環境と相性が合わなければ乳酸菌は働かずに出て行ってしまうので、乳酸菌飲料を飲んでも効果が感じられない場合は、ほかの種類の乳酸菌飲料を試してみると良いでしょう。

上手く乳酸菌を摂取して、腸内環境を整えていきましょう。